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08 . May
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20 . June
久し振りの「未来創造堂」の話題です。

今回は「精米の未来を切り拓いた男」佐竹利市氏&利彦氏親子。
米は稲から収穫しますが、元は殻が付いた「もみ」になります。
もみから殻を取り除くと「玄米」になり、玄米の表面の「ぬか」を除去して精米することにより「白米」になります。
古代から精米するためには玄米を「突く」ことによって行なってきました。
しかし、突くという技術は、ぬかを完全に除去できないことや米が砕けてしまうなどの不具合がありました。
そこで、利市氏は「削る」ということを考案し、研削式精米機を考案しまた。

この機械は世の中に普及しましたが、戦争を迎え、米の流通が途絶えてしまいます。
その後、利市氏の志を継承したのが息子の利彦氏。
研削式では3割の米を削ってしまうことに対して新しい技術を模索していたようです。

そこで考えたのが「摩擦式」と呼ばれる技術。
元々アメリカでコーヒー豆に皮を剥くために開発された技術でした。
しかし、摩擦熱によって味が落ちてしまう欠点がありましたが、風を送ることで解決。
「パールマスター」という商品名で全世界90%のシェアを誇るほどになりました。

私の実家は米を作っている農家ですが、「サタケ」というブランドには記憶がありますね。
もみの殻を取る機械(精米機と呼んでいたと記憶しています)が「サタケ」だったような気がします。

ネット上の情報によると、利彦氏は生涯千を超える特許を取得し、東京大学から農学博士号を授与されており、その論文は精米のバイブルとして全世界で参考書とされているとのこと。

「サタケ」は、その後利彦氏の一人娘である利子氏の旦那さんの覚氏が引き継ぎました。
覚氏は抜群の経営センスとダイナミックな発想を持っていたそうで、利子氏曰く「祖父が種をまき、父が育て、主人がグローバル企業に発展させてくれた」とのことです。

覚氏の急逝後利子氏が引き継ぎ、現在は佐竹利子氏が「サタケ」の代表になっています。
意外と知られていないグローバルな企業だと思います。

----------あらし
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