未来創造堂を見ています。
今回の「日本の未来を切り拓いた人」はワコールでブラジャーの開発をした人(玉川長一郎氏)の話。
当時(昭和39年)民族によって乳房の形が異なるという研究発表があり、日本人は「皿形」に
分類されていたとのことです。
しかし、玉川氏は数千人に及ぶモニターの調査(実測)の結果、日本人は「三角形」が多いという
新しい説を生み出しました。
このとき測定に使用したのが地図の等高線の技術。
今では3D技術が進んでいますが、当時としては画期的な技術だったと思います。
次に、乳房が動く範囲を調査し、外側、下側よりも内側、上側に多く動くことを発見し、
「寄せて上げる」ことが重要だということを発見したとのことです。
玉川氏の哲学として、「徹底的な調査による検証こそが良いものを生むんだ」と紹介されていました。
これは、先駆者に必要なことだと思います。
ちなみに、今では一般的になっている温水洗浄便座ですが、日本での先駆者は「TOTOウォシュレット」
です。これを開発する際にも前例が無いため会社のトイレの便座に糸を張って肛門の位置の統計を取
ったと聞いたことがあります。先駆けて物を作ることは容易ではありませんね。
ちなみに、玉川氏は「おんなの下着学」「下着の文化史」などの下着に関する著書も出しており、
ワコールの常務、顧問なども歴任しているようです。
好きな番組です。
----------あらし
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