今回の未来創造堂「日本の未来を切り拓いた男」は、たまねぎの皮むき機を開発した小林二郎氏。
元々「キッチンジロー」という洋食店を経営していた人ですが、たまねぎの皮むきを担当していたパートの人が次々と辞めて行ったことが開発の発端でした。
当時、外国製の皮むき機があったが、自分で作れるのではないかという発想から自宅で開発をはじめたとのことです。
しかし、薄皮を完全に取る方法や様々な大きさに対応できる方法などがネックになりました。
その後、圧縮空気を使う方法などを取り入れ、たまねぎ皮むき機「玉ジロー」が完成。
しかし、耐久性に問題がありユーザーからクレームが絶えなかったようです。
自宅を売却して6畳アパートに引越し、更に開発を進めた結果、2004年21号機としての完成を見ました。
その後、業者の改良によって世界中に普及しているとのことです。
インターネットで「小林二郎」を検索しても最初から本人の話題にヒットしませんが「玉ジロー」で検索すると沢山ヒットします。
小林氏は「玉ジロー」が世に知られただけで満足していると思います。
最後に、小林氏を支えた奥さんがいたからこそ「玉ジロー」が出来たのではないかと思います。
----------あらし