以前にちょっと触れましたが、学生時代フロンテクーペという軽自動車に乗っていました。
確か昭和47(1972)年製の車で昭和53年頃から乗っていました。
当時軽自動車は360cc、大きさも今より小形でした。
当時軽自動車で人気があったのはフロンテクーペとホンダZでしょうか?
ホンダZは釣りバカ日誌のハマちゃんが乗っていた車でリアウィンドウが水中メガネみたいな形の車、N360などの系統でFFの車でした。
学生時代友人がホンダZに乗っていて、よく2台で遊びにいったものです。
フロンテクーペはスズキの車で、水冷2サイクル3気筒、3キャブ(上位機種)というバイクみたいな車です。
実際、後輩がスズキの「GTサンパチ」と呼ばれたバイクに乗っていまして、エンジンとキャブの配置やキャブの形式は同じでした。
ボコボコというエンジン音とオイルを燃やしながら白煙を吐く姿はバイクそのものだったような気がします。
フロンテクーペはRR(リアエンジン、リアドライブ)でフロントが軽く、ラックアンドピニオンでステアリングの反応は非常に敏感だったと記憶しています。
デザインはカウンタックなどを手がけたジウジアーロが担当したという噂もあり、全高120cmのボディは画期的なものだったと思います。また、私が乗っていた車はフロントフェンダーにグラスファイバーを使うなど車作りに関しても画期的だったと思います。
欠点としては、トランクスペースが無いこと、シフトがグニャグニャしていること、後席が狭いことくらいでしょうか?
まあ、そういう欠点を差し引いても、運転の面白さとスタイルの良さは群を抜いていたと思います。
リッター当たり100馬力を超えるパワー(ただし、高回転じゃないと発揮しませんが)で500kgを切る車体重量を引っ張る車・・・・今では懐かしい車です。
歳をとるとどうしてもやんちゃな車よりも安全で運転しやすい車を選択するようになります。
でも、フロンテクーペだけは今でも運転してみたい車です。
----------あらし
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