東京都下水道局の制服の新調に伴い胸に貼るワッペンを新しく作成したところ、デザインが都の内規とわずかに異なるという理由で新たに3400万円かけて作り直したとのこと。
報道によると、「東京都下水道局」という文字の下に青い波線を入れたことが内規違反だとのこと。
都は、このデザインをした担当者を誡告処分にしたということです。
お役所というところはいかに世間の常識から掛け離れているかということを如実に示した事件ではないでしょうか。
普通の企業では当然チェック機関があり、決まりに合わないことは修正が加えられます。
「間違っちゃったから金を出して作り直そう」という考えは、よほどのことが無い限り出てこない発想ではないでしょうか。
また、都の内規というものをTVでチラッと紹介していましたが、主に都のマークの色の規定やマークの中に文字を入れないなどの決まりのように見えました。
そして、この内規は絶対的なものではなく、場合によっては異なる使い方も許されると規定されているとの紹介がありました。
はたして、この内規違反が3400万円を投じて作り直すほどの違反なのでしょうか?
都の担当者は「少し費用をかけて作り直した」という発言をしていたようですが、3400万円が「少しの金」かどうか判断できないのでしょうか?
また、この3400万円は事務経費をやりくりして捻出したとのことですが、そんなに簡単に捻出できるほど無駄遣いをしていることを暴露したようなものです。
石原都知事は「馬鹿な無駄をあえて行なった」として作り直した担当者も処分する方針だとのこと。
当然だと思いますね。
宮崎県知事は自らを「宮崎県の営業マン」と呼び、宮崎県のために働いています。
大阪府知事は会議などのオープン化や徹底した費用見直しによって1年で「黒字企業」に転換させました。
「公務員は安定している」という言葉がありますが、多くの場合、自治体という赤字企業の従業員であるということを認識してほしいものです。
どこかの国のジョークに
「局長が見えないようですが、午前中は仕事をしないのですか?」
「いいえ、午前中は出勤しないだけです。仕事をしないのは午後からです。」
というのがあります。
また、川柳では、
「さあやるか 午後からやるか もう5時だ」
というのも・・・・・・。
今回のワッペン事件にちょっと腹が立ったので、こんな記事を書いてみました。
----------あらし
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